男はつらいよ 寅次郎恋やつれの作品紹介と印象に残った場面3選

昭和関連

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今回は、映画「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」の作品紹介と印象に残った場面を紹介します。

第9作「柴又慕情」の続編を描いた「寅次郎恋やつれ」。

美しいマドンナ、歌子との再会を果たした寅さんは、文字通り恋やつれとなってしまいます。

何度も見たこともある方には

「そうそう!あの場面は印象に残った~!」

や、まだ見たことがなくて

「どんなお話なのかな?」

と気になっている方のお役に立てれば嬉しいです!

少しネタバレもありますので、読む際は気をつけてくださいね。

よろしくお願いします!

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シリーズ第13作の寅次郎恋やつれ 作品紹介

 

作品名:男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(シリーズ第13作)

 

公開日:1974(昭和49)年8月3日

 

監督:山田洋次

 

脚本:山田洋次、朝間義隆

 

出演:渥美清、倍賞千恵子、前田吟、三崎千恵子、松村達雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、ほか

※敬称略です。

マドンナは高見歌子を演じた吉永小百合さんです。

吉永小百合さんは公開当時29歳でした。

上品な顔立ちと少し低めな声がとても魅力的で、まさにお嬢様という言葉が似合いますね!

柴又のメンバーは安定した出演者のみなさん。

松村達雄さんは、おいちゃん役としてはこれが最後の出演。

渥美清さん演じる寅さんとの掛け合いが絶妙で、代わってしまったのがとても残念でしたね。

また歌子の父親を演じた宮口精二さんは、まるで明治の文豪を思わせるような見た目。

不器用だけど優しい父親という役が、また魅力的です。

男はつらいよ 寅次郎恋やつれのロケ地紹介

ロケ地は、

  • 島根県津和野町・大田市・益田市
  • 三重県四日市市
  • 東京都台東区・大島町

です!

昔ながらの美しい景色や、国鉄の車両も映っていて懐かしい気持ちになります。

妹のさくらとタコ社長、寅さんの3人で温泉津温泉(ゆのつおんせん)を旅行するのも、なんだか貴重に見えますね。

寅さんがタンカバイをしている場所は、島根県益田市の大日霊神社(おおひるめじんじゃ)です。

温泉津温泉から大日霊神社までの距離は電車で約2時間の距離です。

男はつらいよ 寅次郎恋やつれの作品の見どころ

寅次郎恋やつれの作品の見どころは、歌子演じる吉永小百合さんの美しさです!

夫に先立たれ、義実家で肩身が狭くして暮らす、薄幸な女性を見事に演じます。

二度目の出演ならではの、思い出を振り返るところなどがとても良かったです。

自分のできる道を探して、頑張ろうとする姿は芯が強く、とても健気ですね。

そんな歌子の姿を見て、胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。

男はつらいよ 寅次郎恋やつれの作品で印象に残った場面3選

どの場面も面白いですが、私が特に印象に残った場面を3つご紹介します。

  • 実はこの作品の真のマドンナは絹代さん?と思わせるような場面
  • 歌子がとらやを訪ねる直前の場面
  • 寅さんがとらやでコーヒーか紅茶を入れる場面

一つひとつ詳しくご紹介します!

実はこの作品の真のマドンナは絹代さん?と思わせるような場面

高田敏江さん演じる絹代は映画の最初、中盤、そしてラストに出てきて、

「実は今回の寅さんにとっての真のマドンナは絹代さん?」

と思わせてくるほど。

寅さんなりの思いやりや愛を感じて、本当に好きだったんだなぁと思いました。

歌子がとらやを訪ねる直前の場面

寅さんのセリフの勢いが止まりません!

歌子を気遣うつもりが、見事に墓穴を掘っています。

寅さんは博に「博!お前は今から〇ね!」と言うし、不良のことを「ふりよう」と言うし…。

1分ほどの場面ですが、とても中身が濃くてスピード感があります。

寅さんがとらやでコーヒーか紅茶を入れる場面

寅さんがコーヒーか紅茶を入れる姿が、とてもぎこちなくておもしろいです。

ガシャン!と食器の音を立てたり、クリープか何か粉を「ブッ!」と吹いてまき散らしたり…。

しかも飲んだ時の博やさくらの表情から察するに、寅さんの入れたコーヒーか紅茶はあまり美味しくなかったようです。

寅さんの心の優しさや親子の愛に触れられる作品です!

今回は、映画「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」の作品紹介と印象に残った場面を紹介しました。

不器用だけど寅さんの心の優しさや、歌子と父親の不器用な親子愛に触れられる、とても良い作品ですね。

今回の記事が、みなさんの共感や、男はつらいよの作品に触れるきっかけの一つになれれば嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

おわり

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