男はつらいよ 寅次郎忘れな草の作品紹介と印象に残った場面3選

昭和関連

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今回は、映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」の作品紹介と印象に残った場面を紹介します。

男はつらいよシリーズ最多出演のマドンナ、リリー初登場でもあるこちらの作品。

とてもおもしろいですよね!

何度も見たこともある方には

「そうそう!あの場面は印象に残った~!」

や、まだ見たことがなくて

「どんなお話なのかな?」

と気になっている方のお役に立てれば嬉しいです!

少しネタバレもありますので、読む際は気をつけてくださいね。

よろしくお願いします!

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男はつらいよ 寅次郎忘れな草の作品紹介

作品名:男はつらいよ 寅次郎忘れな草(シリーズ第11作)

公開日:1973(昭和48)年8月4日

監督:山田洋次

脚本:山田洋次、宮崎晃、朝間義隆

出演:渥美清、倍賞千恵子、前田吟、三崎千恵子、松村達雄、毒蝮三太夫、織本順吉 ほか

※敬称略です。

マドンナはリリー(松岡清子)を演じた浅丘ルリ子さんです。

浅丘ルリ子さんは公開当時33歳でした。

お人形のようなパッチリとした目に、クルクルとしたロングヘアが魅力的でしたね!

柴又のメンバーは安定した出演者のみなさん。

2代目おいちゃんを演じた松村達雄さんは、寅さんとの掛け合いが絶妙で面白いです。

そして渥美清さん演じる寅さんも、最初期ほどの荒々しさがなく、優しさもにじみ出ていてほっこりとします!

ここから29作目辺りまでは、本当に勢いが乗った感じがしますね。

※30作以降は優しいおじさんみたいな雰囲気が強くなる印象です。

男はつらいよ 寅次郎忘れな草のロケ地紹介

ロケ地は、

  • 北海道網走市
  • 東京都台東区、品川区
  • 千葉県松戸市

です!

北海道在住の私は、50年以上前の網走にある昭和の街並みに釘付けでした。

ゴチャゴチャとしていて、正直キレイとは言えませんが(失礼!)、人や店が多く活気がありますね。

寅さんがタンカバイをしている場所は、だいたいこの辺りだと思われます。

約10年前までは古い建物が残っていましたが、現在は取り壊されてスッキリとしています。

JR網走駅や、JR石北本線から見える風景です。

2022年時点の網走駅です。
特急オホーツクから見た網走湖の風景です。

寅さんとさくらも、汽車の窓からこうして景色を見たのですね。

男はつらいよ 寅次郎忘れな草の作品の見どころ

男はつらいよ 寅次郎忘れな草の作品の見どころは主に3つあります。

  • 生涯のマドンナとの出会い
  • 甘酸っぱい友情と青春、成熟した友情との対比
  • 渡世人と、一般の人々の暮らしの違いの対比

やはり、寅さんにとって切っても切れない腐れ縁?の生涯のマドンナとの出会いは、この作品の見どころです。

網走橋でリリーとの出会いを果たしますが、初めて会ったとは思えないほど自然で、息もピッタリですね。

寅さんも変に緊張することなく、とてもリラックスしています。

歌えるマドンナ、リリーは作中で「港が見える丘」「夜来香」を披露します。

また博の勤める工場の社員の男の子と、そのガールフレンドとの甘酸っぱい友情と青春が描かれている場面があります。

寅さんとリリーの成熟した?友情とは対照的に描かれています。

そして、寅さんとリリーの渡世人と、一般の人々の暮らしの違いの対比も色濃く表現されていて、切なさを感じます。

コミカルに物語は進みますが、所々に切なさが描かれているのでそこがまた魅力的です。

男はつらいよ 寅次郎忘れな草の作品で印象に残った場面3選

どの場面も面白いですが、私が特に印象に残った場面を3つご紹介します。

  • 寅さんが北海道の酪農家の栗原さんに手紙の返事を書く場面
  • 酔ったリリーが深夜にとらやを訪れる場面
  • 最後のさくらの複雑な表情

一つひとつ詳しくご紹介します!

寅さんが北海道の酪農家の栗原さんに手紙の返事を書く場面

本当にしょうもない内容の手紙を書こうとしている寅さんは、おもしろいですね。

普段、振られたあとにマドンナに書く手紙は文語的で美しいのに、この手紙はぎこちなくて滑稽です。

そして当時の日本の家庭は、なんだかんだで中流家庭が多いということが伝わってきます。

酔ったリリーが深夜にとらやを訪れる場面

悔しさと悲しみにくれながら、寅さんに会いに来たリリー。

「リリー!ちょっと近所迷惑だよ!」

と見ていて思う方も多かったのではないでしょうか。

この時ばかりは、寅さんが常識的に見えました。

とはいえ、リリーは母親にお金を渡したりと、色々と苦労してそうですね…。

寅さんの場合は、むしろ妹のさくらからお金をもらっていますからね(;^_^A

寅さんは何だかんだで実家や家族には恵まれているという、2人の違いを描いていて印象的でした。

最後のさくらの複雑な表情

映画の最後にさくらは、リリーの元へ尋ねます。

その時のさくらの表情がとても印象的でした。

笑顔だけどどこか寂しそうで、

「リリーさん、本当にそれで終わっていいの?」

と問いかけているように見えます。

歌手という夢を諦めたリリー。

そんな彼女に対するもどかしい想いなのか、それとも遠く旅の空にいる兄の寅さんのことを思ったのか…。

考えさせられる場面でした。

リリーとの出会いを見るには必見の作品です!

今回は、映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」の作品紹介と印象に残った場面を紹介しました。

今から50年以上前の作品なので、まったく違う街並みが出てくるのも面白かったです。

今回の記事が、みなさんの共感や、男はつらいよの作品に触れるきっかけの一つになれれば嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

おわり

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