静原スズカのまったりブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、映画男はつらいよシリーズ 第29作 寅次郎あじさいの恋の作品紹介と感想、印象に残った場面を書かせていただきます。
美しい京都や丹波の街並み、鎌倉の夏を感じる風景。薄幸なマドンナと純情?な寅さんとの恋愛模様のお話となっております(なんだか日本語がおかしかったらごめんなさい)☆
※ストーリーのネタバレもございますので、ご注意ください。
それでは、よろしくお願いします。
作品の基本情報
まずは本作品の基本情報をご紹介します。
作品名:男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
公開日:1982(昭和57)年8月7日
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
出演:渥美清 倍賞千恵子 吉岡秀隆 三崎千恵子 前田吟 下條正巳 太宰久雄 笠智衆 いしだあゆみ 片岡仁左衛門
ロケ地:京都府京都市 伊根町 長野県大町市 白馬村 神奈川鎌倉市 藤沢市 滋賀県彦根市
マドンナはいしだあゆみさんで、陶芸家の工房でお手伝いをしている薄幸な美人 かがりを演じています(かがりって、なんだか良いお名前ですよね…♡)。
そして、ストーリー展開で欠かせないもう一人の大事な人物、旅先の京都で寅さんと交流を深める陶芸家 加納作次郎を演じるのは片岡仁左衛門さんです。
なんだか17作「寅次郎夕焼け小焼け」を思い出すストーリーです。
寅さんが、自分とは対照的な暮らしぶりをしている人と温かい交流をするというのは、なんだか見ていて心に響くものがあります。
寅さんは分け隔てなく、有名人だからって気にしない姿が良いのかもしれませんね(*^▽^*)
(じいさん!)と呼んでました(笑)
ストーリー
- 寅さんが旅先から代筆で達筆なハガキをとらやに送る(最初にとらやには帰らないパターン)
- 京都に旅へ来ていた寅さん。そこで加納作次郎(片岡仁左衛門)の下駄の鼻緒を直してあげる→そこから交流が始まる
- 実は大変有名な陶芸家の加納。自宅兼工房で寅さんは、住み込みのお手伝いをしているかがり(いしだあゆみ)と出会う
- かがりは未亡人で、丹後にある実家に娘を預けて働いていた。憂いのある彼女に寅さんは一目惚れ
- 加納の独立した弟子の蒲原(津嘉山正種)が工房へ訪ねてくる。そこにいる皆は、蒲原はかがりと結婚すると思っていたが、別の女性と結婚すると打ち明けられてしまう
- 振られてしまったかがりの控えめすぎる姿を見て、加納は𠮟ってしまう。かがりはそのまま実家へ帰る
- その話を聞いた寅さんは、旅へ出てかがりのいる丹後を訪れる
- かがりの自宅へ一晩泊めてもらう寅さん。かがりの魅力、そして淡い愛情を感じるが消極的な態度を取り、翌日逃げるようにとらやへ帰ってしまう
- とらやへ帰った寅さんだが、かがりのことを思い悩み寝込んでしまう。
- そこへかがりが友達ととらやを訪れて、言葉少ない中でもこっそりと書き付けを渡されて・・・
感想
もう、かがりの魅力、はかなさに釘付けになってしまいます。
こんなに健気なマドンナですが、積極的になれない寅さんにじれったさを感じてしまいます( ;∀;)
まぁ、恋愛が成就してしまったら男はつらいよという映画は終わってしまうので…仕方がないのですが(^^;)
寅さんの態度の落差には、驚きを隠すことができません…(´;ω;`)優しい気持ちを持っているというのはわかるのですが。
ちなみに、今から40年前の映画ですが、劇中所々に時代を感じるものが写されていて感慨深い気持ちになります(寅さんとかがりのいる船着き場に、山陽新幹線岡山駅~博多駅開通というポスターが貼ってありました)。
こういうものを見つけるのもまた、おもしろいですね。
印象に残った場面の紹介
ここからは、僕が観て印象に残った場面をご紹介します。
前半~中盤
オープニングの主題歌の途中で、寅さんと旅先の人とのやり取りが挟まれているのは新鮮に感じました。一瞬、「あれ?歌終わったのかしら?」と思ってしまいます。
京都の街中で、加納と初めて出会う場面。
鼻緒の切れた下駄を直す寅さんの粋な所作に釘付けになってしまいます。(*^▽^*) これは気に入ってしまいますよね…☆
寅さんが加納を連れていくお店(甘味処?)と加納が寅さんを連れていくお店の対比がとても面白いです。
酔った寅さんを泊めてくれて親切な加納。ここの弟子をしている近藤(柄本明)も登場します。
近藤は最初は警戒しますが、だんだんと打ち解けて?いくのも見どころです(加納がプレゼントした茶碗のやり取りは、最後まで面白かったです)。
ここで美しいマドンナ かがりが登場します(*^▽^*)
今までとはなんだか違ったタイプの女性。おとなしいですが、内に秘めた情熱を持っています。
いやー、本当に魅力的です♡ もちろん寅さんもドキドキですね♪
下駄をプレゼントされた時の喜んでいる姿…寅さんの前では見せないのがまた良いですね。
下駄をプレゼントする時、寅さんは作品の皿の上に乗せてます(笑)
加納の工房に、女子大生の子達が見学させてくださいと訪れてきますが、寅さんはあっさりと招き入れてしまいます。
女子大生に囲まれて、気難しい顔をしている加納を見て、寅さんはぶっ飛んだ発言をします。
※ここが、このシリーズ最大の笑える場面です。ご注目です☆
独立した弟子の蒲原(津嘉山正種さん)に振られた形になったかがり。煮え切らない姿を見て加納は𠮟ってしまいます。
うーん、加納の気持ちもわかりますが…幸せになってもらいたいための愛情ある説教かもしれませんが。やはりかがりがかわいそうです。
仮に「嫌だ!私と結婚して!」と言ったとしても、どうにもできないですよね。
失恋したショックに追い打ちをかけて。まぁ、これは寅さんが諭してくれたので良かったですが。
中盤
丹後の実家へ帰ったかがりを訪ねてきた寅さん。これにはマドンナも惚れてしまいますよね。
夜、眠れない娘を寝床で話しかけるかがりの姿は、とても悩ましいですしドキドキしてしまい
ます。というか、チラッと見える脚が…!なんだか見ているこちらまで焦ってしまいます(^^;)
寅さんが危険を察知?して、もう寝るといって別室へ。そこへかがりも様子を見にきますが、なんだか恐怖すら覚えてしまいます。
もしも寅さんが狸寝入りをしていなければ…どうなっていたのか。。
ここは推測ですが「寅さん、私のそばにずっといてほしい」と言われそうですよね。
逃げるように船に乗って帰る寅さんを、はかなげな姿で見送っている場面は印象的です。
柴又へ帰宅した寅さんは、恋の病で寝込んでしまいました(^^;)
そうならば、自分の気持ちに素直になってマドンナと一緒にいればいいのに…と思ってしまいますが。
誰にでも誠実でいたい気持ちとのはざまで揺れ動いています。
ところで、御前様(笠智衆さん)と源ちゃん(佐藤蛾次郎さん)がお見舞いに訪れますが、源吉という名前ということが発覚するので見逃せない場面です。(笑)
中盤~後半
とらやへ訪ねてきたかがりは、一大決心をしたのでしょうか。あの工房で働いていた時からは想像もつかない行動をとります。
デートに誘われた寅さんは、「鎌倉はどっちだ?!」とか「日曜日を早く来ることはできないのか( `ー´)ノ」と急かすのは面白いです。
8ミリカメラで撮影されて、みんなちょこまか動いています(^^)
実は一番気の毒なのは、満男(吉岡秀隆さん)ですよね…
せっかくのお休みなのに、友達との約束を寅さんのデートの付き添いに駆り出されます。挙句の果てに寅さんに「こいつが一緒に行きたいってうるさくて~」と言われてしまいます(^^;)
満男はこの頃から冷静な性格ですね。寅さんとかがりのやり取りをさくらと博に伝える姿が、なんだか大人っぽかったです。
かがりが寅さんに静かに語りかける場面は、なんだかかわいそうに思えてきます。
寅さんみたいな人って、いますよね…最初は調子よくて優しいのに、こちらが少し本気で歩み寄ったら背を向ける人…( `ー´)ノ(相手からしたら、「重い女」と思われそうですが)
かがりは、加納に言われたからかは不明ですが、「自分の気持ちに正直に」行動したのでしょうに。なんだかやりきれないですね。
寅さんも、よくよく考えたらかがりや、その娘の人生に責任を持つことに臆病になったのでしょうか。
まぁ寅さんはフーテンで自由人ですから…
しかし、かがりは責めることなくむしろ申し訳ない気持ちを表す姿は、たいへん美しいなと思いました。
帰宅後の満男の言葉も、すごく深くて良かったです。
最後は再び加納が登場し、粋で爽やかな友情を感じることができて清々しい気持ちになりました。
この作品にもっと早く出会っていれば…恋愛の勉強になります
今回は、映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」の作品紹介と感想、印象に残った場面を書かせていただきました。
もしも今自分がまだ10代~20代前半くらいでこの映画を観ていたら、寅さんとかがりのやり取りはとても勉強になったと思いました。
積極的に行動しすぎるのも難しいことですし、相手の苦悩とか、気持ちを考えることができたかもしれないですね。
こういう恋愛の形もあるんだなぁと、勉強になりましたので、参考の一つとしてこの作品はオススメです。
もしもこの記事を読んで「おもしろそうだなー」とか色々と共感していただければ嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
終
コメント