北海道鉄道乗車記 釧網本線 釧路~網走 有名な観光地を縦断する線路

旅行

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静原スズカのまったりブログをご覧いただきありがとうございます。

HOKKAIDO LOVE!!6日間周遊パスを使って乗り鉄をする旅の第二弾の記事です。

第一弾の花咲線に乗った時の記事はこちらです。

北海道鉄道乗車記 特急おおぞらと花咲線車窓紹介 札幌~釧路~根室
静原スズカのまったりブログをご覧いただきありがとうございます。今回はHOKKKAIDO LOVE!!6日間周遊パスというフリーきっぷを利用して、北海道内をJRの旅で廻った時のことをご紹介します。まずは札幌~釧路~根室~釧路...

釧網本線を使って、夕暮れの釧路駅~網走駅を普通列車で大移動しました。

これから道東~オホーツク方面の列車の旅を検討している方の参考になれれば嬉しいです。

周遊パスを買ったときの紹介記事はこちらです。

HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス 2022年度 北海道内をJRで乗りまくる! 買い方や特典紹介
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レトロな駅舎が素敵 釧路駅

13時34分の根室を発車して15時53分にようやく釧路へ戻ってきた僕たちは、安堵の気持ちでいっぱいになりました。

※普通列車にお手洗いはあるにしても、やはり気軽にいけないので不安があるのです(^^;)

こちらの写真は根室駅のホームで撮った車両です。

次の目的地は網走駅!釧網本線の普通列車に乗り換えて行きます。

列車の時間は16時32分で、釧路駅には約40分の滞在です。

改札を出て少し駅構内や外を散策です。

コンビニ、食堂、売店があります。少し懐かしさも感じさせる駅の中です。

床のタイルの感じがいいですね。

駅舎も温かみがあってとても良かったです。こちらの駅舎は1961(昭和36)年に建てられて、昨年で60年を迎えました。

札幌駅のひとつ前の(4代目?)駅舎とどこか雰囲気が似ていますね。

ずっとあってほしい駅舎です。

駅前はビジネスホテルがありました。僕は釧路へ来るのも初めてで感動でいっぱいになりました。

「花時計はどこだろう(・・?」と探しましたが、ここから更に歩いて釧路川を越えたところにあるのですね。

飲み物を買ったり散策したりしているうちに、あっという間に改札の時間になってしまいました。

少しですが釧路駅前の雰囲気を楽しめることができて良かったです。

改札を通って地下通路を通って、網走駅行きの列車に乗ります。

※網走駅にて撮影した車両の写真です。

座席はブルーで北海道の動物たちのイラスト(フクロウやキツネ)が描かれていてかわいかったです。

日中に乗った根室駅の列車ほどではないですが、仕事帰りや学校帰りの人が結構乗っていました。

釧網本線の紹介

釧網本線は網走駅と東釧路駅を結ぶ線路で、1931(昭和6)年に全通した路線、距離は166.2㎞です。

沿線には観光地がたくさんあります(オホーツク海の流氷、知床半島、阿寒湖、摩周湖、釧路湿原、川湯温泉)。

以前の記事でも少し触れましたが、途中の標茶駅からは標津線(1933年~1989年)として分岐していました。

標津線は、根室標津駅へ行く本線と厚床駅のある根室本線に接続している支線で成り立っていました。

釧路の夕日は世界三大夕日!

釧路駅を出発して、釧路川を渡る時に見た夕日です!

確かに空が広いです。

切なくなるほど美しいですね!

釧路は世界三大夕日(インドネシアのバリ島、フィリピンのマニラ)に数えられていて、1965(昭和40)年頃から言われています。

外国の船乗りの人たちが選んだということで、それはとても誇らしいことですね。

理由は色々な条件がありますが、釧路湿原と海の水蒸気が合わさったこと、緯度が高いこと、海に向かって夕日が落ちること、高いビルがほとんどないので空が広く見えることなどがあるようです。

特に秋~冬の始まりの時期は綺麗ということで、ちょうど訪れた日は良い時期でした。

釧路駅の次の駅、東釧路駅へ到着です。

厳密には釧網本線は、東釧路駅が起点(終点)なのですよね。

※ちなみにこの1時間近く前に、根室から乗ってきたので東釧路駅を通るのは本日二回目です。

こちらも味のある駅舎です。

学校帰りの学生が乗ってきました。また周囲は、スーパーや住宅地になっていて地域の足にもなっているのかなと思いました。

釧網本線と根室本線の線路は分岐して、次の遠矢駅を目指します。

遠矢(とおや)駅を過ぎると一気に住宅やお店が減り、釧路湿原へと入って行きます。

釧路湿原を見るのは今回が初めてで感動しながら通ります。

やはり大自然!ですがこの大自然の中を走る列車も贅沢ですね。

だいぶ木々は秋の気配を感じました。夏は緑豊かなのでしょうね、見てみたいなと思いながら通りました。

釧路湿原駅の少し手前からは、釧路川と線路は並走しています。

木々の中を通ったのかと思ったらパッと開けたりと、結構楽しみながら通ります。

線路脇にキツネ 警笛を鳴らしながらゆっくり走行

警笛を頻繫に鳴らしながらゆっくり走行する列車は、どことなく緊張感が漂います。

釧路湿原駅の次の細岡駅です。

細岡駅の近くには達古武湖(たっこぶ)という湖があります。

夕日も沈んでだんだんと暗くなってきました。

列車は変わらず警笛を鳴らしています。「キキーッ」とブレーキを踏んだので、何か動物が出たのかな?と思ったらなんと、キツネが線路脇に2匹いるではありませんか!!Σ(゚Д゚)

大自然を感じると同時に、どうかこれからもひかれないでおくれよ...と祈ってしまいました。

蛇行する釧路川です。最接近していますねl

時間は意外とあっという間で、塘路(とうろ)駅へ着きました。

心霊写真みたいですが…光が反射しているだけです🙇

塘路駅といえば、雄大な自然の中を走るノロッコ号(釧路駅~塘路間)ですね(≧▽≦)

今回は時間が合わなかったので乗れませんでしたが、いつか乗ってみたいです。

有名な観光地の駅名に感動!

道東方面へ来ることも、釧網本線に乗ることも初めてですので、釧路湿原駅、摩周駅、川湯温泉駅...と有名な観光地の駅名を見てとても感動しました(今回の旅は感動しっぱなしです笑)

茅沼(かやぬま)駅の次の標茶駅に着く頃にはもう真っ暗になっていました。

10月、日が暮れるのがすっかり早くなってしまいました。

窓越しに撮る写真もだんだんと難しくなってしまいました。(^^;)

お許しください🙇

17時23分に到着した標茶駅では、釧路駅や東釧路駅で乗っていた乗客がほとんど降りていきました。

2分間停車しています。

列車内は少しの乗客しかいなく、とても静まり返っています。ディーゼルの唸る音が響き渡っています。

ひっそりとしている磯分内駅です。

磯分内(いそぶんない)駅の次は摩周駅です。17時58分に到着です。

※この二つの駅の間には南弟子屈駅がありましたが、2020年に廃止になってしまいました。

摩周駅は弟子屈町なのですね。以前は弟子屈駅でしたが、1990(平成2)年に摩周駅と改称されました。

摩周湖や屈斜路湖へはここからバスで行けるそうです。少し離れてはいますが阿寒湖もあります。

観光地の玄関口らしいホームですね。

↓これまた真っ暗なので大変わかりにくい写真となっていますが、次の駅の美留和(びるわ)駅です。

車掌車の駅舎です。近くには美留和山があるそうです。

18時15分、川湯温泉駅へ停車です。

ここでも数人の観光客らしき方々が下車して行きました。

ホームには宿のお出迎えだと思われ方々が立っていました。

川湯温泉駅の駅のホームは、露天風呂っぽい感じで雰囲気がありますね。

ここの駅は以前は川湯駅でしたが、1988(昭和63)年に川湯温泉駅に改称されました。

川湯温泉街は駅から4㎞ほど離れていて、バスで行くことができます。

緑駅、札弦(さっつる)駅の次の清里町駅です。

ここの駅では高校生が数人乗ってきて、車内は再び賑やかになりました。

中斜里駅の次の知床斜里駅へ到着したのは18時58分です。

終点の網走駅まではあと50分間ほど...朝から列車尽くしで、さすがに眠気と身体の痛みを感じていました。

清里町駅で乗った学生たちは降りて行き、再び車内は寂しくなりました。

世界遺産の知床の玄関口で、かつては斜里駅という名称でしたが1998(平成10)年に現在の知床斜里駅へ改称されました。

釧網本線は観光地を多く走っているので、こうして分かりやすい名称に変えてあるのはとてもいいですね。

ちなみに、国鉄時代にはここの駅から根北線(こんぽくせん)という線路が接続されていました。

終点の越川駅までは12.8㎞と、計画されていた57㎞からだいぶ短い距離の営業でした。また、1957(昭和32)年から1970(昭和45)年の間の営業だったのでとても短かったですね。

知床の有名な温泉ホテルや、観光船のあるウトロはここの駅から1時間くらいらしいですね。

(北海道、広すぎる・・・( ゚Д゚))

知床斜里駅の辺りからはオホーツク海沿いを走ります!

生まれて初めてのオホーツク海じゃあ~!と心躍りましたが残念、真っ暗で何も見えませんでした。

一瞬、キラキラと海が見えましたが...せっかくの景色ですがこれはまた次の機会ですね。

止別(やむべつ)駅です。

浜小清水駅、原生花園駅の次の北浜駅です。

このあたりはオホーツク海と、涛沸湖(とうふつこ)の間の細い道を走ります。

ここもまた、綺麗な景色だったんだろうなと思いながら通過です。

藻琴駅、鱒浦駅、桂台駅と通って、いよいよ!終点の網走駅へ到着が近づいています。

桂台駅の手前にはトンネルがありました。

網走駅到着

いよいよこの日の旅のグランドフィナーレ!網走駅へ到着です。

新札幌駅から6時56分の特急おおぞらに乗り、釧路駅で11時12分の花咲線に乗り換え、13時22分に根室駅へ到着しました。

そう思ったのもつかの間、折り返しの13時34分の釧路駅のに再び乗車して、15時53分に釧路駅へ到着、そして16時32分の釧網本線に乗って19時47分に網走駅へようやく到着です!

途中乗り換えで待っていたのも含めて約13時間の旅でした。

さすがに寒さを感じましたが、達成感が勝って記念写真をたくさん撮っていました。笑

ホームに停車している普通列車です。

さすが網走駅、結構駅が大きいです。ホームも4線あります。

20時頃なので閑散としています。

網走駅の駅舎も少し懐かしさが残っていて良い雰囲気です。

1977(昭和52)年からの駅舎です。

こんな撮影スポットもあります♪ 網走監獄は網走の観光名所ですね。

網走の駅看板は縦です。

理由は、網走刑務所で刑期を終えた方々が、家族や大切な人の元へ帰る時に「これからは横道に逸れずにまっすぐに生きていってほしい」という当時の駅長さんの願いから、縦看板にしたそうです。

重厚感のある看板の横で、吞気にピースサインをして写る私...

もっと感動に浸りたかったですが、さすがに冷えてきたので今夜の宿へ行きます。

北海ホテル

網走駅から徒歩5分の場所にある北海ホテルさんです。

名称:北海ホテル

住所:北海道網走市新町1丁目1番地1号

電話番号:0152-43-2725

客室数:62

今回はタイミングが良かったので、全国旅行割を使って宿泊することができました。

また、6000円のクーポンも頂けたので実質タダで宿泊することができました。

お部屋はツインで、食事なしの素泊まりプランにしました。

食事はホテルのすぐ近くにあるセイコーマートで調達です。親子丼とポテト最高~!

そしてなんと大浴場があって、ゆっくりと温泉に浸かることができました。

ビジネスホテルで大浴場があると、なんだか得した気分になります。

4人くらいが使える洗い場でしたが、僕が使っている間は誰も来なくてのびのび使うことができました。

お湯も熱めで効きました。光明石温泉といって人工温泉だそうです。

ただし、脱衣所にはロッカーがないので貴重品は持っていかないほうが良さそうです!

20時のチェックインで、翌朝5時半のチェックアウトで短い時間でしたが快適に過ごすことができました。

ありがとうございます。

次回予告!朝5時56分の特急オホーツクで札幌へ帰る!石北本線の旅

今回は、HOKKAIDO LOVE!!6日間周遊パスを使って乗り鉄をする旅の釧網本線編のご紹介でした。

釧網本線は観光地を縦断するように走るので、車がない方でもJRを使って観光することができそうですね。

利用者減のため、なかなか厳しい経営状況の路線ですので、また乗りに行きたいなと思いました。

次回は、早起きが苦手な静原スズカが4時半に起床し、5時56分の特急オホーツクに乗って札幌駅目指す旅です。

  • 念願の特急オホーツクと対面!冷えた朝の空気を駆け抜ける列車
  • うたた寝注意!!あの常紋トンネルを通る...!?
  • 遠軽駅でスイッチバック!座席の回転お忘れなく
  • 難工事だった石北本線!自然の雄大さを感じながら走る

こちらの特急は約5時間20分の旅で、なかなかの乗りごたえでした。

次回もお読みいただければ嬉しいです。

北海道鉄道乗車記 (憧れの)特急オホーツク 石北本線と函館本線の旅 車窓紹介
静原スズカのまったりブログをご覧いただきありがとうございます。HOKKKAIDO LOVE!!周遊パスを利用して網走駅~札幌駅までを特急オホーツクを利用した時の車窓をご紹介をします。広大な北海道を駆け抜ける列車は、その場所...

最後までお読みいただきありがとうございました。

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