静原スズカのまったりブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、映画「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」の作品紹介と印象に残った場面を紹介します。
旅先で歌が上手すぎるマドンナ、京はるみとの出会いを果たした寅さんは、温かい交流を通して絆を深めていきます。
何度も見たこともある方には
「そうそう!あの場面は印象に残った~!」
や、まだ見たことがなくて
「どんなお話なのかな?」
と気になっている方のお役に立てれば嬉しいです!
少しネタバレもありますので、読む際は気をつけてくださいね。
よろしくお願いします!
シリーズ第31作の旅と女と寅次郎 作品紹介
作品名:男はつらいよ 旅と女と寅次郎(シリーズ第31作)
公開日:1983(昭和58)年8月6日
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
出演:渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、三崎千恵子、前田吟、下條正巳、都はるみ、藤岡琢也、笠智衆、ほか
※敬称略です。
マドンナは京はるみを演じた都はるみさんです。
都はるみさんは公開当時35歳でした。
この頃の都はるみさんは人気絶頂の演歌歌手で、NHK紅白歌合戦にも19回連続出場するほどの実力。
劇中の役でも、売れっ子歌手ならではの悩みがリンクしていて、都はるみさん自身もとても自然に演じていました。
京はるみの所属する芸能プロダクションの社長役として、藤岡琢也さんも出演してとても味のある役どころです。
男はつらいよ 旅と女と寅次郎のロケ地紹介
ロケ地は、
- 新潟県佐渡市・新潟市・出雲崎町・小千谷市
- 北海道京極町・留寿都村
です!
新潟の美しい日本海と、のどかな佐渡島の景色はとても美しいです。
また失踪したはるみを追いかける、芸能プロダクションのスタッフ達とのせわしなさとの対比が印象的です。
冒頭の寅さんの夢の場面や劇中では、佐渡金山について言及されてはいますが、寅さんは実際に訪れてはいませんでした。
ちなみに寅さんがタンカバイをしていた場所は、新潟市中央区にある白山公園という情報がありました。
男はつらいよ 旅と女と寅次郎の作品の見どころ
旅と女と寅次郎の作品の見どころは、京はるみ演じる都はるみさんの歌の上手さです!
男はつらいよの旅情と演歌のメロディーが、映画の雰囲気に見事にマッチしています。
「アンコ椿は恋の花」、「涙の連絡船」、「惚れちゃったんだヨ」と持ち歌をはじめ、民謡も歌い上げます!
ちなみに、オープニングの江戸川の土手のシーンでは、細川たかしさんも寸劇を演じていました。
男はつらいよ 旅と女と寅次郎の作品で印象に残った場面3選
どの場面も面白いですが、私が特に印象に残った場面を3つご紹介します。
- 寅さんが満男の運動会へ行くか行かないか揉める場面
- 京はるみが随所で歌う場面
- 夜のヒットスタジオを収録している場面
一つひとつ詳しくご紹介します!
寅さんが満男の運動会へ行くか行かないか揉める場面
2代目満男を演じる吉岡秀隆さんは、第27作「浪花の恋の寅次郎」から出演しています。
満男もあっという間に小学6年生になり、最後の運動会を迎えました。
ひょんなことから寅さんが運動会の応援に行くか行かないかを揉める場面は、見ているこちら側もハラハラしてしまいます。
満男の伯父である寅さんに対する、微妙な気持ちが絶妙に表現されていました。
ちなみに、こちらの場面は第50作「お帰り 寅さん」のCMで使われていましたね。
京はるみが随所で歌う場面
先ほども触れましたが、京はるみの歌唱力は素晴らしく、まるで弾ける楽器のようです!
寅さん…というよりは演じる渥美清さんが都はるみさんのファンという情報がありました。
素で聞いているのかな?と思わせるほど渥美清さんの表情がとても良いです。
佐渡島では京はるみの歌声に圧倒され、帽子をポトッと落としてしまうのが印象的でした。
夜のヒットスタジオを収録している場面
男はつらいよ×夜のヒットスタジオと昭和らしさの代表が夢の共演です!
ダン池田とニューブリードの方々も出演していて、「懐かしい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
とてもマニアックではありますが、印象に残る場面の一つでした。
寅さんの誠実さや旅情に触れられる作品です!
今回は、映画「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」の作品紹介と印象に残った場面を紹介しました。
寅さんは京はるみがとらやを訪れるまで、身内のとらやの人々にですら決して口外しませんでした。
普段は口が軽いように見える寅さんですが、京はるみのことを想う誠実な一面がわかる作品です。
今回の記事が、みなさんの共感や、男はつらいよの作品に触れるきっかけの一つになれれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
おわり
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