みなさんこんばんは!鉄塔やインフラものが大好きな静原スズカです。先日の記事でもご紹介させていただきました、北海道百年記念塔について書かせていただきます。
百年記念塔は、現地の野幌森林公園へ行って間近で眺めるのはもちろん良いのですが、遠くから見るかすんだ百年記念塔もまた素敵なのです!本日は札幌市内の遠くの距離から撮影した百年記念塔をご紹介していきます。
それでは、本日もよろしくお願いします。
最初に、百年記念塔について書いていきます。
北海道百年記念塔は、札幌市厚別区の野幌森林公園内にある、北海道の開道から百年の節目として1971年に完成された建造物(塔)です。
高さは百年にちなんで100mあります。見た目はチョコレート色です。25階建てで、8階には展望室があります(エレベーターは使えないので、階段で登っていきます)。
しかしながら、2回の補修工事を行いますが老朽化が進み、塔の金属片の落下で2014年から2021年現在まで立ち入り禁止になっています。
そして、2018年秋に解体が決定されました。しかしながら、現在も具体的な解体日が決まってはいません。
僕は高くてデカい建物が好きで、もちろんこの百年記念塔も好きなのです。JRで遠出をする時に、札幌へ帰って来たら見える百年記念塔。小学校の時、祖父と一緒に見に行った百年記念塔。その姿は市内の離れた距離でも見えます。
建設から半世紀が過ぎ、今もこうして静かに佇む百年記念塔は、解体が決定されてしまった現在、何を思って佇んでいるのか…そう思う日々を送っています。
豊平区月寒東から見える、ぼんやり見えるのが魅力的な百年記念塔
豊平区月寒東の、ブランチ札幌月寒という商業施設の周辺は建物が少なく、また白石区から厚別区の辺りが月寒東よりも低い土地になっているため、百年記念塔を肉眼で確認することができます。ブランチ札幌月寒の地図を掲載させていただきます。
ブランチ札幌月寒
住所:札幌市豊平区月寒東3条11丁目1‐24
この辺りはかつては北海道産業共進会場(月寒ドーム)という施設がありました。1972年に完成され、2016年に閉館しました。調べてみると、この施設も北海道の開拓から百年を記念して作られたのですね。やはり、70年代は個人的に興味のある年代です。物心ついたときは少し老朽化が進み、そして大人になった頃にはさらに老朽化で利用することもできなくなるーーーもっと早くに生まれていたらと、いつも思っております。
ブランチ札幌月寒の施設の横に、白石藻岩通と北野通を繋ぐ連絡道路があります。ここから百年記念塔を見ることができます。
見事に開けていて、スッキリと厚別区方面が見えます。画像真ん中にある黒っぽい塔が百年記念塔です。以前持っていたiPhone7で撮影したので、少し見えづらいかもしれません。
次に、カメラで撮影した画像を紹介します。
さすがミラーレス一眼です。この初心者向けも望遠でも綺麗に撮影することもできました。感動!(レンズを変えて見たら、もっと鮮明に見えるのでしょうね。欲しい…)
より近くに見えますが、8.8km離れています。百年記念塔が100mも高さを誇るのと、ここの間には偶然高い建物がないのが生んだ奇跡的な写真なのです!!撮る人が下手なので、いまいち感動が伝わらなくて残念ですが…
百年記念塔の左側に、かすかに白い棒のようなものが見えますでしょうか。この棒は、以前の記事で紹介させていただいた、江別市江別太にあるラジオの電波塔です。ピカピカ光っています。この電波塔からは21km離れています。もう、遠いのか近いのかわからないほどですが…(笑)
塔好きの人にとっては何とも贅沢極まりない写真です。
白石区南郷18丁目駅近くから見える、だいぶ近づいた百年記念塔
先ほどのブランチ札幌月寒から撮影したところから、ググっと接近した百年記念塔の写真をご紹介していきます。
地下鉄南郷18丁目駅近くから、カメラで撮影しました。根元の曲線部分も良く見えます。塔の向こう側には、野幌森林公園の森が広がっています。
ここから眺める百年記念塔は初めてです。昔は結構来ていのですが、まったく気がつかなかったです。(笑)
ここからは約6.5km離れています。2km近づきました。寒い時期に撮影したら、より鮮明に見えそうです。
不思議なことに、ラジオの電波塔は見えなかったです。角度の問題なのか…
百年記念塔を建設した方は、こうして市内からちょこっと見せることを計算して作ったのではないかというほど、上手く見えています。周囲の建物の方が、後に作られたので単なる偶然ですが…つい、そう考えてしまいます。
JRの旅でお出迎えしている、結構近い百年記念塔
JRを利用している方は、一度は目にしたことがあるかもしれません。この写真は、JR千歳線の新札幌駅から函館へ向かう時に撮影しました。
この線路上からは3.6kmくらいの距離です。
新札幌駅を出発してすぐに見えるので、慌ててシャッターを切りました(笑) ここ以外の路線では、JR函館線の江別と厚別区の辺りに差し掛かった時も見ることができます。百年記念塔が見えると、それじゃあ、行ってきまーす!!と言えるような、見送ってくれているように感じます。また、札幌に帰って来た時は、ただいまー!!と、言えるような、お出迎えをしてくれているように感じます。
線路がカーブになっているのか、少し百年記念塔に近づいています。先日、百年記念塔で紹介した記事でも触れましたが、百年記念塔は角度によって形が違って見えます。豊平区と白石区から撮影した写真(先端がシュッと細く見えます)と比べてみると、先端が少し太く見えます。おもしろいです。
こうして50年間、JRに乗って出かけたり札幌へ訪れた人々の、見送りと出迎えをしていたのです。
そんな百年記念塔が、あと数年で解体されてしまうのが寂しくて、残念でなりません。もちろん、安全第一なので仕方ないことです。残り少ない日々の姿を、こうして目に焼き付けて、写真に収めていきたいです。
本日のまとめ
本日は、札幌市内から撮影した北海道百年記念塔の写真をご紹介させていただきました。
豊平区、白石区、厚別区から見える百年記念塔ですが、市内のいたるところで遠くに見えるのを確認することができます。
離れている場所から百年記念塔が見えると、なんだか嬉しくてホッとした気持ちなります。自分だけかもしれませんが…(笑)
中央区の札幌テレビ塔、藻岩山、東区方面からも見えますが、以前iPhoneで撮影した時はいまいち写りが良くなかったので、また改めて取り直して、今後ご紹介していきたいです。
このブログの記事を通して、百年記念塔に注目していただければ嬉しいです。
現地で撮影した写真です。遠くからの眺めも、間近で見るのもどちらもオススメです!!
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
終
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